ツナグ 想い人の心得

著者 :
  • 新潮社 (2019年10月18日発売)
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本棚登録 : 4003
感想 : 412
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1作目の「ツナグ」では歩美が無機質的に依頼人と対峙するところが「死者は尊い存在」だと気づかせてくれた。一方、2作目のツナグでは歩美は依頼人への思い入れが強くなってしまい「使者の品格」を落としてしまったところが残念だった。しかし、母親の心得では、海で死亡した小学生・芽生と母親の数時間の再会には涙腺が緩んだ。また、26歳の若さで病死した瑛子と母親の時子の再会では、お互いがドイツ語で会話することで母親の謝罪、後悔、愛情を強く感じた。是非シリーズ化を望むが、死者に対する最大の敬意を払う歩美と杏奈を見てみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 涙腺が緩む
感想投稿日 : 2020年11月15日
読了日 : 2020年11月15日
本棚登録日 : 2020年11月15日

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コメント 1件

アールグレイさんのコメント
2021/05/05

またまた失礼、この本呼んだばかりです。
スミマセンm(__)m、本棚を拝見しています。

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