ユニ・チャーム SAPS経営の原点―創業者高原慶一朗の経営哲学

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2009年10月30日発売)
3.92
  • (14)
  • (32)
  • (10)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 227
感想 : 22
4

SAPS経営

大組織を束ねるには、考え方と行動を束ねることが必要
2・6・2の下の2がモチベーションを保てるような仕組みの構築。

SAPSはスケジュール、アクション、パフォーマンス、スケジュール。
販売目標を取り除き、行動目標に集中、その際に、いくら販売数値が悪くなっても結果は問わない、と言い続ける。
三割打て、ではなくて100本素振りしろ。誰でもできることを目標にする。
行動目標を追うことで、どのように行動目標を達成するか、別の苦しみが営業社員にのしかかる。⇒営業とマーケティングのコミュニケーション活性化。

4つの心の病 おごり、うぬぼれ、甘え、マンネリに常に注意を払う。「のに」に注意。
原因自分論⇒問題が起こった時に環境や、他人に原因を置かず、自分の原因を追究。

小さい会社が大きい会社に勝つ術は、スピード。小さくて力のない会社でもスピードが勝れば勝てる。スピードを生む仕組みの構築が大事。「タイムベース戦略」

業務の中で付加価値を生むのは加工工程、営業でいえば商談時間が加工工程。加工工程をいかに多くするか、その他時間をいかに省くかが大事。

進捗管理は、週次で行い、最優先課題(1P)に全員が取り組む。
行動目標を週次で追い、何ができて何ができなかったか、理由を明確にし、次週に臨む。

やってはいけないこと
・トレードオフせずの導入
・行動基準のない行動管理
・実行の仕組みなしのプラン(SAPS会議なし)
・コミュニケーションなし

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 戦略
感想投稿日 : 2012年8月27日
読了日 : 2012年8月27日
本棚登録日 : 2012年8月27日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする