大人を信用できなくなったT.S.スピヴェットくんが、家を飛びだし スミソニアン博物館をめざしてアメリカを横断する冒険譚。旅をするなかでスピヴェット一族の歴史を辿り、自分の過去を振り返り、スピヴェットくんが心に傷を抱え両親に愛されていないんじゃないかと感じるに至った過程が徐々にあきらかになっていく。その末の再会が、とってもあったかくてジーンときました。
小説なのに、A4変形判で厚さ2.5センチ!でかい!重い!読みにくい!が、いたるところに注釈やスピヴェットくんによる図が盛り込まれていて、図鑑のように楽しい。実験的な小説ですね。途中は読むのがなかなかしんどかったけど、結末が良かったので評価高め。弟から貸借。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説/ 外国
- 感想投稿日 : 2014年4月27日
- 読了日 : 2014年4月26日
- 本棚登録日 : 2014年4月24日
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