怪人二十面相 (少年探偵)

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本棚登録 : 676
レビュー : 81
著者 :
制作 : 藤田 新策 
淳水堂さん 日本文学   読み終わった 

このごろ東京では怪人二十面相の話題で持ちきりです。
その名の通り素顔が分からず老若男女なんにでも変装する怪盗です。
しかも盗みに入る前には必ず予告状を送り、どんなに警備を固めても必ず盗み遂げるという怪盗です。
ある時実業家の羽柴家に予告状が届きます。
慌てた当主の柴田壮太郎氏は、近年噂の名探偵、明智小五郎に警備の依頼を出します。
しかしその依頼状を持ってきたのはまだ十二歳の少年、小林秀雄くんだったのです。

こうして名探偵明智小五郎とその弟子の小林少年と、盗賊の怪人二十面相との長きに渡る対決が始まるのです。

***
そろそろ9歳の次男にもこういう本を!と思って渡してみたらなんとか読めたみたい。
私も小学生以来の再読。当時は何とも怪しげな、大人の世界への入り口のような気分でしたが、今読むと読者に対してかなり素直ですね。

隠れ家での二十面相は「これが素顔かわからないけれど」との但し書きつきですが「三十歳くらいのにこにこ笑った洋装姿できれいに髪を縮らせたひげのない好男子」とのこと。
なんかイメージでは二十面相ってもっと世慣れてダークな面を持つおっさんだと思っていたのですが(小学生にとって三十歳は十分”おっさん”でしょうが)、案外爽やかな風貌ですね。
本来は才覚溢れる若者なんだけど、戦後のゴタゴタで自分の才覚を生かせる就職先もなく、お楽しみ半分力試し半分で泥棒やってみました~な感じなのだろうか。

レビュー投稿日
2018年6月15日
読了日
2018年6月15日
本棚登録日
2018年6月15日
5
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