4つの事件とも、トリック部分は、そんなことわざわざする?って事が続いて、苦手な部類のミステリかなと思って流し読んでたけど、最後の大オチでなるほど!と感心しました。
語り手の緑くんが、天才ではない自覚はあるけど、それでも決して腐らずに、状況を的確に踏まえて、するべき事をする強さが好感度が高かった。
時々友人に悪魔のようだと言われるほど、冷静に怖い事を言うのもいい。それが最後に、千坂と自分の今後の話をいい感じにまとめる所がすごく楽しかったです。
悲壮な感じにも出来たテーマで、終始楽しく、明るい希望の中で終われたのすごく良かった。
話題になる絵画の写真や説明があるのはとても親切だし、勉強になりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年3月31日
- 読了日 : 2018年3月31日
- 本棚登録日 : 2018年3月31日
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