小説家という職業 (集英社新書)

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本棚登録 : 107
レビュー : 13
著者 :
文野巡さん エッセイ   読み終わった 

工学部出身の数少ない作家として
活躍している森博嗣さん。
 
過去に押井守監督でアニメ映画化された
『スカイ・クローラ』や『すべてがFになる』等の
作品で知られる作家さんです。
 
エッセイを書くと、かなり辛口な人で
この本はそんな辛口の森博嗣さんが
作家という職業について、
辛辣に綴ったものです。
 
まず森さんが言うには、作家になる為には
とにかく書く、人を観察する、
打者の評価を気にしない
ということが大事だということです。
 
下手な文章力養成なんかするよりも
とにかく書け、と。
 
書いて新人賞に応募するなり、
とにかく行動しろ、と言っています。
 
次に小説家としての心構えについても語っています。
 
小説というのは世の中でメジャーな存在ではない、
読む人なんて限られている、ということを
分かっておく必要がある、と。
 
テレビは世の中のほとんどの人が見るけれども
小説なんて見る人は稀だと、そういうことを
理解したうえで小説を書くことが大事だと。
 
そして常に新しさを求め、
これが売れると信念を持つことが
大事だと説いています。
 
そして、今後は電子書籍の台頭で
ますます本は売れなくなる。
 
なので、小説を書くのだったら
読者にどうしても手元に置いておきたい
と思ってもらうことが大事。
 
その為にはそこかしこに謎を散りばめる、
とか、ニーズを新たに作るといった
ことを意識することが大事だと
本書で述べています。
 
こういった書籍の未来もきちんと
見据えている作家である森博嗣さん。
 
これからも目の離せない作家さんの1人です。

レビュー投稿日
2016年6月12日
読了日
2016年6月7日
本棚登録日
2016年6月12日
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