死はわが隣人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 テ 4-13)

  • 早川書房 (2001年12月1日発売)
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本棚登録 : 51
感想 : 1
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「死」について、「病気」についてモース警部が実に感慨深くなるシーンが多くなった本書、もはや…とも思わせる。
と、そう記するとやけにシリアス調な内容と思わせられるがやっぱり、モース警部シリーズはこうでなくちゃ!コント満載です。
思わず吹き出してしまいそうになる会話も多く、彼、彼らが(モースからの突っ込みが入りそう)真面目に語っているだけ余計におかしさが募ります。

解説の西澤保彦氏の「いちびり」という言葉の説明を受けて分りました。
モース警部の体の中に流れているのはそれだ!

長編をあと一つ征服すると私にかけられたモース警部の呪いは解けますが、そこで彼と彼たちとの接点も無くなってしまうというのも寂しいものです。

この事件のストーリー?
それはそんなに問題ではありません。
モース警部がただそこにいてくれるだけでいいのです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2013年11月10日
読了日 : 2013年11月10日
本棚登録日 : 2013年11月10日

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