最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)

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本棚登録 : 2646
レビュー : 325
sanaさん 国内小説   読み終わった 

男性作家7人の競作アンソロジー。
忘れられない恋の話。
「最後の恋」というテーマにぴったりとは限らないけれど~
いろいろな味を楽しめるという点ではお得感があります。

伊坂幸太郎「僕の舟」
病の床にある夫をもつ妻が、人生を振り返って、初恋の人は誰だったのかと‥

越谷オサム「3コで5ドル」
日本人観光客に恋する男の子。

朝井リョウ「水曜日の南階段はきれい」
高校の卒業を前にして。
最初の恋のような気もするけど、純粋な恋への思いには共感しますね。
印象に残りました。

石田衣良「イルカの恋」
会社を辞めて、カフェに勤めだした女性。
いわくありげな美女が夜はバーをやっている店だった。
暗めの話だけど、濃厚な雰囲気に恋の気分がありました。

橋本紡「桜に小禽」
別れようとしている男女。
これといった理由は明かされないが‥

荻原浩「エンドロールは最後まで」
38歳になって結婚をあきらめた女性が出会った年下の彼。
医者だという彼の言動に、少し矛盾が見えてきたが‥

白石一文「七月の真っ青な空に」
犬猫の里親探しで出会った二人。彼には過去が‥

それぞれの作家さんの個性が出ていて、「‥‥なるほどねえ!」と。
きめの細かさも、どれが粗いというのじゃなく、豆腐だったり、真綿だったり、みたいな手触りや空気感の違いが。
意外に女性目線の話もありました。
そのあたり~微妙に期待と違うような感じもあるんだけど。
これで初めて知った橋本紡さんもよかったので、これから読んでみようと思います。

レビュー投稿日
2013年3月30日
読了日
2013年3月9日
本棚登録日
2013年3月9日
5
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『最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)』のレビューへのコメント

vilureefさん (2013年4月1日)

こんにちは!

いいですね、このアンソロジー♪
すっごくお得な感じです。
滅多にアンソロジーって読まないので分からないのですが、男性だけのアンソロジーって珍しくないですか?

白石さんも入ってるし、是非読んでみたいです!

sanaさん (2013年4月1日)

vilureefさん、
こんばんは!
コメント、ありがとうございます☆

このアンソロジー、いいですよ~♪
男性だけのアンソロジー、確かにわりあい珍しいかも?
読んだことのある作家さんだと、短編でもやはり特色が出ていて‥
なかなか変化に富んだ作風だし~~
面白かったです。
ぜひどうぞ! レビュー楽しみにしております♪

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