力のこもった歴史ミステリです。
元警官で探偵のウィリアム・モンクのシリーズ。
「見知らぬ顔」「災いの黒衣」「護りと裏切り」に続く4作目。
看護婦のヘスター・ラターリィと、弁護士のオリヴァー・ラスボーンの3人で事件に当たるのが特徴です。
今回は特にヘスターの視点が多いですね。
女性が主人公のミステリがお好きな人にもお勧めです。
看護婦のヘスターは、仕事のつなぎに、新聞広告に載っていた仕事を引き受ける。
エディンバラの名家の女主人メアリがロンドンへ旅行する付き添いに、看護婦が求められたのだ。
ヘスターは指示どおりに心臓病の薬を飲ませたが、メアリが車中で亡くなってしまう。
殺人の罪を着せられたヘスターの無実を証明するため、モンクはエディンバラへ。
名門ファラリン家には、長男のアラステア、長女でしっかり者のウーナ、次女でひときわ美しいアイリッシュが皆夫婦で一緒に暮らし、末弟でやや反抗期のケネスもいた。
それぞれに何か秘密を抱えているような‥
一家に何があったのか?
弁護を引き受けようとしていたラスボーンだが、ヘスターはスコットランドに移送されてしまう。
はたして‥?
ヘスターのために全力をつくそうとする男二人!
原作ではこれは5作目だそうで、本国では既に二十作目まで発表されているそうです。
このシリーズ、そこまで好調なんですね!
日本人にとっては1850年代というのは遠いですかね‥
幕末の頃、アメリカだと南北戦争の頃ですね。
シャーロック・ホームズの時代よりちょっと前だけど、そんなに違わないですよ。
順調に翻訳発行されるといいですね~楽しみに待ってます☆
- 感想投稿日 : 2015年5月23日
- 読了日 : 2015年4月26日
- 本棚登録日 : 2015年4月25日
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