ランチのアッコちゃん

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本棚登録 : 5157
レビュー : 897
著者 :
sanaさん 国内小説   読み終わった 

快作!
働く女達の憂さや迷いを晴らす楽しい展開で、元気が出ます。

第1話 ランチのアッコちゃん
派遣社員の三智子は、雲と木社という小さな出版社に勤めている。
4年付き合った恋人に振られた翌日、上司のアッコから意外な申し出を受ける。
お弁当とランチを一週間交換しようというのだ。
アッコちゃんこと黒川部長は、長身で独身の45歳。営業部唯一の女子正社員で、一人だけセレブ感を漂わせている。
曜日ごとに行く店とランチが決まっているというアッコ部長。
知らない世界をのぞき見ることになった三智子は?
軽快で、現実的ではないが~ありえないほどでもない予想外な面白さ。
だんだん元気になる三智子が嬉しい。

第2話 夜食のアッコちゃん
雲と木社は倒産、別な会社で働いている三智子。
正社員と派遣社員の間に立って困っていたとき、「東京ポトフ」のワゴンをやっているアッコちゃんに再会する。
一週間、仕事を手伝うと申し出て、問題解決のヒントを得ることに。

第3話 夜の大捜査先生
30歳になる野百合は合コンに精を出していた。
3年以内には結婚したいから。
中高一貫の出身校の名を出すと、好印象をもたれるのだが、実は在学中スカートを改造し遊びまわっている不良だった。
当時の先生、前園が今も繁華街で生徒を追っているところに出くわし、生徒を探すことに。

第4話 ゆとりのビアガーデン
総合商社に入ってきた新入社員の玲実。
ゆとり世代の典型でまったく使えない女の子。3ヶ月で辞めたのだが、社長の雅之は今思い出しても苦笑するほど。
ところが、その玲実がビルの屋上でビアガーデンを始めるという‥?

アッコちゃんの話が2話で終わってしまうのはちょっと残念だけど、後の話にも少しずつ出てきます。
のほほんと明るい玲実の個性がまったく違っていて、社長にも育てられたとは言いがたいが、これはこれで視点の変わる面白さ。
なかなか秀逸でした。
ちょっとだけど現実に参考になるような言葉もちゃんとあり、夢のあるエピソードが楽しい!

レビュー投稿日
2014年2月13日
読了日
2014年2月1日
本棚登録日
2014年1月25日
19
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