悪女パズル (扶桑社ミステリー ク 19-1)

  • 扶桑社 (2005年10月1日発売)
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本棚登録 : 53
感想 : 14
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女優のアイリスとピーター・ダルース大尉の夫婦は、大富豪ロレーヌの邸宅に招待されて休暇を過ごします。
珍しく恋人と長く続いていたロレーヌは、離婚しかかっている女友達3人とその夫を招いて仲直りさせようと計画。ところが、一気に空気は険悪に…
そして、一番の悪女?ドロシーがカジノで突然死したのを皮切りに、次々と危機に見舞われる女性達。
この中の誰が犯人か!?

パトリック・クェンティンとはまた懐かしい名前〜でも中学生の頃読んだ時には怖くて気怠いムードの作品が大人向きすぎて、あまり好印象は残りませんでした。
このシリーズはもっと軽快な、推理を楽しむためのミステリといった感じです。
タイプの違う女性達が描き分けられ、ハリウッド女優競演といった趣を楽しめますよ。
次々に殺されていくという話の割には描写が怖くなく、探偵役夫妻の仲が良くて一服の清涼剤となっています。
1945年の作品で、05年10月に本邦初訳。ダルース夫妻のシリーズ4作目。一作目で出会い、その時はメインの探偵は別にいるとのこと。

クェンティンは合作のペンネームだそうですね。
要領よくまとまった後書きで、全体像を初めて知ることが出来ました。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ(未分類)
感想投稿日 : 2006年10月27日
本棚登録日 : 2006年10月27日

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