結局、女はキレイが勝ち

著者 :
  • マガジンハウス (2009年12月17日発売)
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キレイにしていれば、いいことの連鎖が起きる。
キレイといっても生まれつきの顔かたちではなくて、身なりに気を遣い、笑顔でいるということ。
キレイな人を見れば誰しも気分がいい。優しくされれば自分も優しくなれるもの。
自分に気を遣わない人は、相手にも気を遣わないだろうなと判断されてしまう。
すごい美人になる必要はない。洋服と髪型、化粧に気をつければ、誰でもブスではなくなることができるのだ。
オシャレは自分のためではなく、人のためにするもの。そのことに最近になって気づいて、原由子さんに言ったら「何を今さら」と笑われたとか。
若い頃は自分のために、着心地のいい天然素材の服であればいいと思っていたとそう。
デザイナー物の洋服を着るようになったら、売り上げが伸びた。
オシャレをしていると、頭の固い高齢の男性も話を聞いてくれるようになったとか。

いくら美人でも不平不満ばかり言っていたら、人は離れていく。
中身もキレイになっていくことが大事。
人生におけるリスクを取り上げ、幸福になるための指針をはっきり語っています。
「ゼロかイチかで物事を考えない」「消費と投資の区別をつけよ」などはどんな人にも参考になる点ですね。

今の時代、高収入の男性にすっかり頼ろうとしても、難しい。
モテカワ系を実現して専業主婦になった人も、そのままずっとシアワセになっているとは限らない。
幸福になるためには…?
主に20代の女性を対象にした話なので、それなりに現実をわかりやすく分析して、常識をたたき込む効果があるかも。
35歳以上だと「あら私が思っていたとおりだわ」という人と「何、私はもう手遅れ?」という人と分かれるかも?!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論・エッセイ
感想投稿日 : 2011年2月23日
読了日 : 2011年2月23日
本棚登録日 : 2011年2月23日

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