おとなの進路教室。

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k-masahiro9さん  未設定  読み終わった 

「それ、いいね」と人に言われるか、人が引いてしまうか、ともかく表現してみないことには、自分と人のつながりは始まりようがない。
自分の中にあるものを、人前で出してみて、その反応によって、引き出される自分、導かれる自分、その延長線上に見えてくる「やりたいこと」は、自分の意志とも、他人とも、引いては社会ともつながっている。しっかりとしたスパイラルをつくっていく。(p.39)

勉強は必要だ。でも、それよりも大事なのは、ちゃんと「仕事をすること」だと、冒頭の編集者さんの言葉は警鐘を鳴らしている。
焦って、「勉強しなきゃ」と思うとき、その前に、「仕事」はしているか?と問うてみる。いま、自分が、仕事上で抱えている課題は何か?お客さんの声を聞き、チームの人間の声に耳を傾け、きちんとその要求に応えていくことが先決だと、自分に言いきかせる。(p.109)

メンバーに時間や労力の負荷をかけず、自分の持ち分の「仕事」をきちんとやった人が、その上で、「勉強になりました!」と言う分には何も問題ないのです。
仕事は、1円でもいいから、人に対して、「この人にお金を払いたい」と思わせるだけの、役だちなり、歓びなりを、自ら提供していくことだと思います。
そう考えると仕事には、「創意」がどうしても必要な気がします。(p.122)

好きか嫌いか、仲良くなるか、ならないか以前に、他人が、何を目指し、何を想い、どんな問題を抱え、自分に何を期待し、自分をどう見ているかを、まず、把握すればいいのではないか。同様に、自分の考えも伝達し、知ってもらえれば、それだけでも意味がある。(p.130)

「職業名」×「テーマ」×「実現したい世界観」(p.178)

 未曾有の情報社会で、仕入れた情報に立脚してものを言おうとする人は、さらに増えていくだろうと思う。立脚点が見ていれば、表現も似てくる。表現が新鮮ではないとき、マンネリになるとき、自分が何を表現したいかわからないとき、表現したいものが無いように思えるとき、いまいち人にしみていかないとき、どこに行きたいか?どうやってそこに行くか?と自分を追い詰めるより、自分はどこに立っているか?を確認してみてはどうだろう。すでに自分が立っているところだから、この問いには必ず答えがある。どこへ行きたいか、は、どこに立っているかで変わってくる。(pp.234-235)

 絶滅する種の条件にも、「狭い生息領域」とある。意味がはっきりわかるもの、というのは、結局は、自分の経験した半に、これまでの自分の枠組みでとらえられる範囲のものだ。自分にとって、いま切実なのは、生息領域を広げることなんだと改めて気づく。
「なんだかわけがわからないけど面白い」ものは、常に、自分の枠組みの外からやってくる。いまは、そのビリビリ感じる「面白さ」だけを道しるべに進んでいこうと思う。(p.253)

レビュー投稿日
2019年2月9日
読了日
2019年2月6日
本棚登録日
2019年2月6日
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