断章のグリムXVI 白雪姫・上 (電撃文庫 こ 6-30)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス (2011年12月10日発売)
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本棚登録 : 392
感想 : 31
4

大人がいなくなってしまった店。
そして動けなくなってしまった子供達。
何もできない時間、資料を探していて掘りあてたのは
<断章>になった元の『彼女』のスクラップ。

事件が起きないので、最初から最後までスプーン一杯はなし。
しいて言えば、最後の溶けあってしまった
あそこまでのシーンでしょうか?
もしかしたら、これぐらいでは動じないほど
慣らされてきてるのかもしれません。
この反動が下巻にきたらどうしよう? というどきどきがありますがw

自分の過去に目を向けて、浮き上がってきた記憶のずれ。
それを確認しようとすれば、行き当たった泡。
その間に、ロッジの元責任者と、一応責任者のご対面。
元の方は、一体どうなったのでしょう?

そして最後に彼が思い出した過去の女の子。
もしあの人形の個数がそこに達するための準備だったとしたら…。
炎で助けた彼女が数えた小人の数と
その前に彼が数えた小人の数の違い。
すごく、続きが気になります!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 甲田学人
感想投稿日 : 2013年7月1日
読了日 : 2013年4月1日
本棚登録日 : 2014年4月1日

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