ふゆねこ (講談社の創作絵本)

  • 講談社 (2010年11月20日発売)
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本棚登録 : 172
感想 : 29
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冬の風が吹く頃にちさとのおかあさんは亡くなった。
「おかあさんはね、おほしさまになったんだよ。」とおとうさんは言うけど、星のなかにおかあさんは見つからない。
ある日、真っ白なねこが、ちさとをたずねてやってきた。
ふゆねこと名乗る白いねこは、おかあさんに頼まれたと言って、てぶくろを編みはじめる。
器用に編み上げて、くさりあみのひもでつないで出来上がり。
かたほうだけなくして、悲しかったことがあるのを思い出した。
ふゆねこは、雪の中帰って行った。
おかあさんのいない初めての誕生日におじいちゃんとおばあちゃんが、おかあさんからのプレゼントだよとかごのふたをあけると…。

寂しいイメージだなぁと…だけどページをめくるたびにふゆねこのしぐさや表情が気になってくる。
ふゆねこの目の中には、ちさとが映っている。
2本足で立てば、ちさとと同じくらいの背丈で、てぶくろを編んでいる手の柔らかさまで感じるようで、またうつむいて目を閉じてるようなところもおかあさんみたいだと、ちさとも感じたのではないだろうか。

ラストがこういう展開だとは思わなかったけど、最初からおかあさんはプレゼントを決めていたことに少し驚いた。


読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月19日
読了日 : 2024年1月19日
本棚登録日 : 2024年1月19日

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