それは令和のことでした、 (単行本文芸フィクション)

  • 祥伝社 (2024年4月11日発売)
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本棚登録 : 834
感想 : 89
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8つの短編集。

最後に驚かされるこの不快な感じは何だろう。
ぞわりとするのは、あり得ないと思う気持ちかそれとも別の恐怖なのか、いや人間のすることだからなくはないと思った方がいいのか。
とにかく泥沼にハマった感じで、読み進めなけば何もできない状態に陥ってしまった。

「彼の名は」
ジェンダーとか言うより、あり得ない名前だわ。
太郎、素直に(たろう)であってくれ。

「有情無情」
何もしなければよかったのか。

「わたしが告発する!」
ラスト一行の「詰みました」それ以外に言うことなし。

「君は認知障害で」
唯一、父の心情を感じた。

「死にゆく母にできること」
恨みしか残らないのは許せないということか。

「無実が二人を分かつまで」
えぇー、最後の奥の手も使えずだとは。

「彼女の煙が晴れるとき」
小学生だったとは。

「花火大会」
スマホ⁉︎にいた。






読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年7月5日
読了日 : 2024年7月5日
本棚登録日 : 2024年7月5日

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