わりと否定的に語られることのないアインシュタインだけど(実際番組は肯定的に進むのだけど)、プレゼンテーターとしてちょっとだけ登場するミヒャエル・エンデが妙にアインシュタインに突っ掛かる、ていうアンビバレントな番組。後半エンデの登場頻度が増え、科学文明とか唯物論とかその象徴としてのアインシュタインを批判する傾向が強くなる。アインシュタインの物理学思想が精神を認めていないから、アインシュタインの発見は非人間的な結果を招いたという主張は全く納得できないんだけど、多くの科学者が精神の存在を信じながら唯物的思考で科学しているという主張は同意。でもそれをもって精神分裂病と言ってしまうのはなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
学術
- 感想投稿日 : 2006年7月30日
- 読了日 : 2006年7月30日
- 本棚登録日 : 2006年7月30日
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