蜷川実花が撮った、ワイドショーでお馴染み楳図かずお邸。
まじパネェ。おったまげ。
楳図に「部分部分が作品」と言わしめる位、それぞれの部屋にテーマがあって、楳図が生み出した今までの作品をこの家に丸ごと押し込んだって感じ。
ポップでキュートと言えばそうなんだけど、家にいても落ちつくことは出来ないちかちかした色のコントラストであったり、増殖した無数の「まことちゃん」であったりが、もし仮に自分が住んでの生活を考えると、ウザ過ぎて破壊したくなる。でも一つだけ好きな部屋があって、千年婆(紫婆?)を彷彿するような赤いトイレはとても素敵だった。便意であったり尿意であったりを促してくれる効果があると思う。
そしてなんと言っても一番の衝撃は、楳図かずおの薔薇風呂入浴シーン。
とことん幸せで素敵過ぎるお人。もうページを捲る手は止まって、その写真の楳図の表情とか、想像してしまう彼の心理状態とかに釘付けだった。おったまげ過ぎ。御年73歳、まだまだやんちゃ。
彼は人を喜ばす術を知っている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年2月22日
- 読了日 : 2009年10月23日
- 本棚登録日 : 2009年10月23日
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