中国の幻想的な異形の鳥獣たちを、江戸時代に描かれた日本画を用いて説明。
一様にして奇怪でおぞましく、多種との混合獣(おっさん+鳥、オカメ+蛇、鼠+鴨、龍+馬など)、複数の顔を持つ獣(九人のおっさんの顔をもつ鳥、三つの顔を持つカラスなど)が登場する。
それらはそれぞれに、福が来たり(そういうのは大抵神化する)、災いが降ってきたりし、設定も面白くどこか愛らしい。
巻末図譜の絵の表情や仕草が、下手なギャグ漫画よりも奇抜でウケる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年2月24日
- 読了日 : 2009年1月29日
- 本棚登録日 : 2009年1月29日
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