10年前という昔に書かれた本と言う事を加味しても、駄本。
本書中には、「地球温暖化が嘘なのは科学的に明らかだ」と述べられている。なお、「それを支持する科学者は少なからずいる」らしく、また「大半の科学者が気づいているけど声を上げてない現状」らしい。
なお、今や97パーセントの論文が温暖化を肯定している。筆者にとってこの論文達の著者らは大半に含まれないらしい。この本で批判しているIPCCも、専門家や政府のレビューを3回経ており(普通の論文は1回)、信頼性も高い。
この本では全てこうした事情を無視している。そして、温暖化に対して批判的な残り3パーセントの論文をあたかも一般的で真理であるように説いている。
二酸化炭素が温暖化の原因かどうかは分からないが、少なくとも「人為活動」を要因とする「温暖化」が生じている事は認めるべき事実。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教養的読物
- 感想投稿日 : 2020年10月5日
- 読了日 : 2020年10月5日
- 本棚登録日 : 2020年10月5日
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