正義で地球は救えない

  • 新潮社 (2008年10月24日発売)
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本棚登録 : 285
感想 : 38
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10年前という昔に書かれた本と言う事を加味しても、駄本。

本書中には、「地球温暖化が嘘なのは科学的に明らかだ」と述べられている。なお、「それを支持する科学者は少なからずいる」らしく、また「大半の科学者が気づいているけど声を上げてない現状」らしい。

なお、今や97パーセントの論文が温暖化を肯定している。筆者にとってこの論文達の著者らは大半に含まれないらしい。この本で批判しているIPCCも、専門家や政府のレビューを3回経ており(普通の論文は1回)、信頼性も高い。

この本では全てこうした事情を無視している。そして、温暖化に対して批判的な残り3パーセントの論文をあたかも一般的で真理であるように説いている。

二酸化炭素が温暖化の原因かどうかは分からないが、少なくとも「人為活動」を要因とする「温暖化」が生じている事は認めるべき事実。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養的読物
感想投稿日 : 2020年10月5日
読了日 : 2020年10月5日
本棚登録日 : 2020年10月5日

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