神、この人間的なもの: 宗教をめぐる精神科医の対話 (岩波新書 新赤版 806)

  • 岩波書店 (2002年9月20日発売)
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感想 : 26
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孤独をおそれるのは群れるため。
群れるのは生命をつなぐため。
だから人間は、集団に所属することで、安心するようつくられているのだと思う。
その欲求を満たしてくれるのが宗教であって、形を変えながら、ずっと人間ととともにあるのかな、なんてことを考えた。

不幸なことは、属するグループが小さいほど所属意識が強まることだ、といった一文があった。とても共感した。
もし逆に大きければ大きいほど強まるのなら、もしかすると戦争はなかったのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年8月23日
読了日 : 2022年8月23日
本棚登録日 : 2022年8月23日

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