文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫 き 39-13)

著者 :
  • 講談社 (2009年6月12日発売)
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感想 : 177
4

鵼の碑を読む前に復習

一度読んでいたはずなのに
すっかり内容忘れてまして
初読のような感覚で読めました。
なんか得した気分です。

シリーズの中で1番サスペンスでした。
登場人物が入り乱れワチャワチャなのが綺麗にまとまります。
益田と関口のコンビが最高で、
この2人のロードムービーがもっと見たくなりました。
自信を失くしかけた益田に、なんだかんだ認めている榎木津の声かけに感動

益田、青木、西田、江藤、大鷹の5つの視点で展開されてゆくのですが
どの視点でも関口の描写がいちいち酷くて(笑
歪な姿勢だの、犯罪者顔ですぐ捕まるだの
何故か床の染みを眺めているだの、
シリアスな場面でも関口の様子が面白いです。
今回のお話でも関口が心配だったのですが
なんとなく成り行きで益田についていった関口が
生き生きと元気そうで、よかった。

途中まで、大鷹のヤバさ加減が半端なくて
ドン引きしながら読んでましたが
やっぱりあんなことになると、なんとなく寂しくなりました。
ぶつかっただけの益田も、江藤に対してこんな気持ちだったのかなぁと、、、

久々の山下さんは
鉄鼠の檻で坊主の集団にプライドをへし折られて、以前よりも丸くなってました。
この方のリアクションが好きだったのですが、
丸くなってもリアクションの大きさは健在で、嬉しかったです。
益田と、将来出世するであろう青木の良い理解者でした。

黒幕にはあの人がきっちりとどめを刺してくれました。
最後の最後にあの人がごっそり持っていってしまいましたが
溜飲が下がりスッキリしました。
益田の鞭は今後の物語に登場するのだろうか??

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月28日
読了日 : 2023年10月28日
本棚登録日 : 2023年10月10日

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