冬の鷹 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2012年9月1日発売)
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本棚登録 : 566
感想 : 72
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面白かった。解体新書の話だと聞いて、てっきり杉田玄白の話かとばかり。実際は前野良沢と2人が主人公の伝記物。サブな物語としては、杉田玄白には平賀源内。前野良沢には高山彦九郎。同時代に生きた人間たちの絡まりを描いているのもリアリティがあって良い。杉田玄白は平賀源内の墓に碑文を収めてるくらいの仲。

2人の性格の違いがとてもよく描かれており、人生の勉強にもなりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年3月2日
読了日 : 2017年2月24日
本棚登録日 : 2017年2月16日

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