三毛猫ホームズと愛の花束 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (1992年3月24日発売)
3.37
  • (8)
  • (20)
  • (56)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 330
感想 : 14
5

推理小説というとに、何か暗い印象がありました。
「名探偵コナン」というアニメが、その既成概念を打ち破ってくれました。
海外の小説では、「ココとヤムヤム」が登場する「猫が***」シリーズも、
暗さがないことに気がつきました。

その後、三毛猫ホームズシリーズを本格的に読み始めたので、軽妙なところが気に入っています。
人が何人亡くなっても、重苦しく感じさせない描写方法にいところがない。

三毛猫ホームズの超能力ともいえる行動、
晴美さんの力強さ、明るさ、前向きなところ、
片山刑事の何も考えないように見えるところ、
石津刑事の食べるものしか考えないところ。
絵画、音楽の話題とともに、女性に関する話題も多い。

道具だてがそろっています。

片山刑事は女性恐怖症と三毛猫ホームズの設定で、今回も、結婚にまつわる事件があります。

三毛猫ホームズの名騎手
三毛猫ホームズの夜ふかし
三毛猫ホームズの幽霊城主
三毛猫ホームズと愛の花束
の4作品が入っています。

登場人物に女性が多い、のはなぜだろう。

追記:
三毛猫ホームズを全巻読んで、2度目を読んでいます。
晴美さんと猫のホームズが主人公だということがよくわかりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 赤川次郎
感想投稿日 : 2011年8月12日
読了日 : 2009年9月12日
本棚登録日 : 2011年8月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする