三毛猫ホームズの四季 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (1995年10月20日発売)
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本棚登録 : 345
感想 : 11
5

春、夏、秋、冬という文字が付いた4姉妹の物語。
関係者がつぎつぎに亡くなっていく。

結末は、必ずしもハッピーエンドではないし、
なぜ、片山刑事がヨーロッパへ行かなかったかも理解できない。
過去の殺人事件の清算もどうするのかも分からない。
未解決の事項がやや多すぎるような感じもする。

一般に、推理小説というと、何か重苦しい感じがする。
三毛猫ホームズシリーズは、軽妙なところがよい。
人が何人亡くなっても、かならずしも重苦しいところがない。

三毛猫ホームズの超能力、活躍。
晴美さんの明るさ、前向きなところ、行動力。
片山刑事の何も考えないところ、人の良いところ。
石津刑事の食べるものしか考えないところ。

道具がそろっている。

片山刑事は女性恐怖症だとのことだが、登場人物に女性が多いのはなぜだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 赤川次郎
感想投稿日 : 2011年7月18日
読了日 : 2009年9月18日
本棚登録日 : 2011年7月18日

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