ホームタウンの事件簿 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2001年9月21日発売)
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本棚登録 : 85
感想 : 8
5

ミステリーというのは不思議という意味に取れば、
この短編集は不思議です。

殺人なども起きるのですが、原因や結果の因果関係に納得感がややありません。
背景の描写が十分ではないためでしょうか。

主人公が誰かが分かりません。
解説には笑ってしまいました。児童文学の方が、登場人物の一人の子供の視点で、
自分の描写が少ないことを怒っています。すごい。この人は、この作品の本質を突いている。
決して、貶しているわけではない。不満を述べているのだが、作家を傷つけないように、
登場人物の言葉として表現している。この解説をよむためだけでも、本書は手に取るべきだと思う。
川島誠。一度読んでみよう。

短編の間のつながりは、同じ団地の同じ登場人物がいるというだけで、話の間の関係性がよくわかりません。
社会の悪をあばいているのでもない。
団地住まいを嘆いているわけでもない。
家族の暮しを楽しんでいるわけでもない。
それが、現代の団地の実情だと言いたいの?

とにかく読んでみてください。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 赤川次郎
感想投稿日 : 2011年8月9日
読了日 : 2011年3月9日
本棚登録日 : 2011年8月9日

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