
どこで「残った人々」の話が出てくるのだろうと、はらはら、どきどきしながら読んだ。
ジェシの親が結末でどちらかが亡くなることは想定できた。
人を殺して、生き残って幸せでしたでは、話にならないだろうから。
ジェシは、母親のエリンと同じように教壇についた。
戦を避ける方法を見いだせないまま。
処世術が参考になった。p303
「意見が出つくし、議論が煮詰まったと思ったら、そこで<茶の一刻>を宣言なさい。その時機をしっかり見極めることが大切よ。時機を逃すと、すでに意見は出つくしているのに、まだ言いつのろうとする輩が、自分の主張をくり返して、場を倦ませてしまう。そうなるまえに、うまく断ち切りなさい。」
- レビュー投稿日
- 2013年5月6日
- 読了日
- 2013年5月6日
- 本棚登録日
- 2013年4月30日
『獣の奏者 4完結編 (講談社文庫)』のレビューへのコメント
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