ストーリー・セラー

3.88
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本棚登録 : 10093
レビュー : 1393
著者 :
kaizenさん 有川 浩   読み終わった 

読んでいて,有川浩の個人史ではないかと不安に襲われるくらい現実味のある内容。
学校の文芸部で,駄目だしで掲載してもらえない話,どこかであるに違いない。
玉石混淆な学校の文芸部の文芸誌が多い中,本当にそんなことまだあるんだという思いがした。

誰かが才能を信じてくれたり,
誰かが書いたものを読んでくれるというだけで,
才能が開花していく,あるいは才能を発揮したものが世の中に出て行くというありえる話だ。現実味があるのが注目点。
妻が亡くなる場合のSide Aと,夫が亡くなるかもというSide Bの2つの話からなる。

命を削っても書くという選択をするSide Aはあまりにも悲しい。
自分は話には入り込めないが,こういう話を書ける有川浩の才能に敬服する。

Side Bがなかったら,Side Aだけだったら,あまりに悲しすぎて二度とストリーセラーを開かないかもしれない。
Side Bを書いたところに,有川浩の均衡感覚が働いているという気がする。

レビュー投稿日
2012年8月31日
読了日
2012年8月31日
本棚登録日
2012年8月31日
3
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