京都・宇治川殺人事件 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社 (2002年12月10日発売)
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本棚登録 : 17
感想 : 2
5

解説によると、
1963年に江戸川乱歩賞の予選通過した、「冷たすぎる屍体」に続き
1965年に予選通過した「歪んだ階段」が本書だとの事。

朝鮮半島から引き揚げてきた人の物語なので、
古い話だとは思ったが,そんな初期の作品であることを感じさせない大作に鳴っている。

最後の展開が、やや性急で、完成度が98%という感じもするが、
余韻が残ってよいと感じるかもしれない。

これが最終選考に残っていないとは、江戸川乱歩賞の難しさも感じた。
大衆に受けるものと、審査員に受ける物の差もあるのかもしれないという感じもした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 山村美紗
感想投稿日 : 2011年9月5日
読了日 : 2010年11月5日
本棚登録日 : 2011年9月5日

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