ロゴスとは、名づけるることによって異なるものを一つのカテゴリーにとりあつめ世界を有意味化する根源的な存在喚起力として捉えられていた。ギリシャ語のパトスは、ふつう<情念>と訳されるが、これは同時に、一見全くことなった概念と思われそうな<受けること、被ること>ひいとは<受苦>や<受難>という意味を持っていた。孔子は「知る者は好むものに及ばず、好む者は喜ぶものに及ばない」と言っていたが、「読み、書き、生きる」行為が一つに重なる私たちの深層意識においては、ロゴスはパトスであり、パトスはロゴスであるからだ。
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カテゴリ:
語学・言語学
- 感想投稿日 : 2013年4月14日
- 読了日 : 2013年4月14日
- 本棚登録日 : 2013年4月14日
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