リブセンス〈生きる意味〉

著者 :
  • 日経BP (2012年8月30日発売)
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・お客様を始めとするステークホルダーが満足する経営ができたら素晴らしいですよね。それにしても、軌道に乗るまでの期間、よく無給で頑張れたね(*_*;

 リブセンス〈生きる意味〉 >> 当り前ですけど「生きる意味」という言葉の定義は、普遍的なものではなく、人それぞれなのだと思いますが、私たちは、挫けた時、自分にとって「生きる意味」とは何だろう?と考えざるを得ない存在です。

 そんな時、私たちは、各々の方法で「生きる意味」を探します。若者は自分探しの旅に出るかもしれませんし、本を読む人もいるでしょう。宗教に答えを求める人もいるでしょう。そして、仕事を通して「お客さまが満足するものを作りたい」という村上社長の生き方は、世の中に多くの価値をもたらしていると思います。

 がっちりマンデー!で、百戦錬磨の社長に混ざって、めちゃめちゃ若い社長が出演していたことがありました。誰かと思ったら、無料広告、お祝い金制度などの特長を掲げたアルバイト情報サイトで躍進した「リブセンス」の村上太一社長とのこと。

 手練れの上阪徹さんが取材して書いた本ということならば、読みやすいことは間違いないので、取り急ぎ買って積んでおきました。およそ20歳も先輩のライターが、惚れたとしか思えない熱さで繰り返し書いたのは「とにかく、お客さまが満足するものが作りたいと思ったんです。」という村上社長の言葉でした。

 上阪徹さんがビジネスパーソンを描いたノンフィクションを読むのは、『僕がグーグルで成長できた理由(わけ) 挑戦し続ける現場で学んだ大切なルール』に続いて2冊目なのですが、良くも悪くも上阪徹さんの視点でフィルターがかかっています。そこをどう感じるかが、この本の評価を分けるかも(・・?

 そういう意味では、ウォルター・アイザックソン氏による『スティーブ・ジョブズ』は、岸口耕ニさんによる翻訳も含めて、間主観的な視点から描かれ、読者に評価が委ねられている感じがします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス(経営)
感想投稿日 : 2020年4月30日
読了日 : 2018年9月1日
本棚登録日 : 2020年4月30日

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