超バカの壁 (新潮新書 (149))

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本棚登録 : 2219
レビュー : 230
著者 :
kakicgさん 人文   読み終わった 

なんだかんだといっても「バカの壁」には影響を受けている。養老さんは人間の特性イコール脳の特性と考えているようだ。もちろん我々には「身体的」な部分もあるし「自然」の部分もあるわけだが、我々が論議をする場合はその対象はほとんど「人間的」な部分だ。意識化というのはどうも人間の脳の特性であるようだ。

超バカの壁ではそういう考えを捕捉するものがあるかも知れないと思って買って読んだ。内容は軽量なのですぐに読み終わる。しかし私に取っていくつかの示唆が「超バカの壁」にも含まれていた。中でも「人間、自分の前の穴を埋めていればなんとかなる」という表現にはなんだかホッとさせられた。「穴を埋める」というどこか間抜けな表現がまたいい。(養老さんは思想界の「(ビート)タケシ」だ。)そこには「あんたら、そんなに世の中全部ひとりで背負ってる気になってるが、それは脳が暴走してるだけでしょ」というたしなめも含まれている。

養老さんは少子化の現象を、本来「自然」であるはずの子供を「都市化」してしまったからだと言う。本来の子供の価値が下がったという。とにかく今人々は「自然」に目を向けなくなってきている。これが養老さんの大警句だ。

何の脈絡でだか忘れたが、この本のなかで韓国と北朝鮮はいっしょになればいいといっている。私も同感だ。二つ混ざれ合えばちょうどいい一つの国になるように思う。

レビュー投稿日
2016年4月24日
読了日
2006年7月8日
本棚登録日
2006年7月8日
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