思ったほど驚くようなことはなく、流し読みになった。高校生などには勧めたい本。
これまでの世界史のとらえ方、特にヨ―ロッパ中心史観を改革する必要と方法について多くの紙幅を割いている。その主張には概ね賛同する。
しかしながら、隔靴掻痒というか、、、
現代世界でいわゆる「欧米」がいかに主導的役割を占め続けているか、それが「ヨ―ロッパ亅中心史観の原因であることに触れないように書いているあたりに不満を持った。
理想だけを優等生的に書いているようで、これでは「ヨーロッパ」を解体することは叶わないのではと、歯痒い気がするのである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
評論・NF・雑学他
- 感想投稿日 : 2018年8月4日
- 読了日 : 2018年8月4日
- 本棚登録日 : 2018年8月4日
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