幼年時代 (岩波文庫 赤 617-8)

  • 岩波書店 (1968年5月16日発売)
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感想 : 9
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歴史に残る文豪の処女作。著者の作品を読むのは初めてだったけれど、ロシア文学特有の、登場人物が多いうえに、その呼び名がしょっちゅう変わったりだとかの読みにくさは健在。
しかし、短編と言うこともあって比較的スラスラ読めた。内容は自伝的な作品と言うことで、日記のような感じで特に目に付くものはなかった。
しかし、最後の母が逝く場面の主人公の心情は見事だった。ああ、こうなんだろうなって言うのが伝わってきた。実体験を元にしている事もあるのだろうが。

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感想投稿日 : 2008年10月14日
本棚登録日 : 2008年10月14日

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