昔は生贄の祭りがあったが今は廃れた――
「イケニエ」をめぐる伝承や眼差しについての一冊。文明開化の時代、イケニエはどう捉えられたのか。江戸時代、藩の知識人と村人は祭礼をどうとらえてきたのか。祭りの構造におけるイケニエの変遷とは。
昔々で始まる物語は、本当に昔を伝えているとは限らない。昔々の語り手によって、「昔」は語られるものなのだ。イケニエというショッキングな昔話を描いた一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
民俗
- 感想投稿日 : 2012年7月27日
- 読了日 : 2012年7月27日
- 本棚登録日 : 2012年7月27日
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