歴史モノでまだこんなに面白く書ける人がいることに驚いた。作者が女性?若い?ということでさらに驚いた。書きっぷりが司馬遼太郎に通じるところがあり、おそらく司馬ファンをも唸らせるに違いない。研究しているにだろうか?竜馬がゆくの前半の印象にそっくり。描写の視点はうり二つ。職業経歴が同じだからか。
主人公をはじめ出てくる人物に血がかよっている。そして、司馬遼太郎同様、主人公たちが愛すべきキャラなのだ。
長編を期待したいが、歴史モノ以外のものも読んでみたい、そんな期待を抱かせるレベルでした。何故メディアワークスからの出版か?歴女ブームだからなのか。でも、そんなことを忘れるほどの力の可能性を持っている。司馬ファンにも是非一読を。何も言わないと司馬遼太郎モノと錯覚してしまう。酷評もあるようだけど期待をこめて★5つ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ストーリーもの
- 感想投稿日 : 2011年11月4日
- 読了日 : 2011年11月4日
- 本棚登録日 : 2011年11月2日
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