最近、よく読む、ようになった月村了衛さんの最新作。
出版会社と大手予備校が手を組んで、不登校児を救済するような学校を建設するプロジェクトの実質的なリーダー・秋吉が主人公。
彼自身も一時不登校に陥った娘を持っている。
その娘を不登校から立ち直らせてくれた同じ年の男の子が不審な死を遂げる。しかも彼の父親は秋吉の上司で、プロジェクトチームの責任者でもある。
本当に娘のことを考え出した時に、それまで色々あった秋吉の生き方がガラッと変わる。
「サラリーマンとは、子供の父親とはかくあるべし」といった見本のようなストーリーだが、読後感はいい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年12月20日
- 読了日 : 2020年12月20日
- 本棚登録日 : 2020年12月20日
みんなの感想をみる