古代ギリシャが舞台ですが、探偵役がソクラテス、語り手が友人クリトンという、基本的な探偵小説の型にのっとって本格ミステリを書いているというのがまず設定としておもしろいです。人間は自分の理解できるように物事を見てしまう、というのが根幹にあり、それが事件解決の糸口となり、またアテナイの末路をも表しているのがうまいなあと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2022年9月27日
- 読了日 : 2022年9月27日
- 本棚登録日 : 2022年9月27日
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