筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方

著者 :
  • KADOKAWA (2017年6月30日発売)
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低糖質制限は副作用が大きい。
楽して簡単に痩せる広告には裏があります。
日常生活に支障を来します。

この本の要点はマクロ管理法。
つまりPFCバランス。

P(タンパク質)
F(脂質)
C(炭水化物)

これは本当に健康的に痩せる真理です。(計算大変ですが)

医療職として以下エビデンスを記します。


【低糖質ダイエットの問題】
ヒトのエネルギー源はタンパク、脂質、糖質の3種類

低糖質ダイエットは糖摂取を抑える

足りない分を
→肝臓で糖新生(脂肪→糖)

脂肪、ケトンをエネルギーとして燃やす
超短期的には効果のあるダイエット法


ですが副作用があります

使えるエネルギーは決められています

赤血球→ブドウ糖のみ
脳細胞→ブドウ糖orケトン
その他→ブドウ糖、ケトン、脂肪酸

1日に消費するカロリーは脳だけで20%

ブドウ糖がいきなり足りなくなると...
→糖新生の糖は赤血球に優先される
→脳へのブドウ糖供給不足
→糖新生だけではエネルギーが枯渇し低血糖やケトアシドーシス
→頭痛、めまい、吐き気、意識障害など

さらに足りないと筋肉分解を始めます


筋肉減少による副作用

筋肉1kgの基礎代謝は13kcal
脂肪は4kcal

長期的に筋肉減少=基礎代謝量減少
→太りやすい体質になるリスク

さらに...
筋肉が増えると各臓器も肥大
筋肉1kgあたり消費カロリーが50kcal近く増える傾向

筋肉が1kg減れば基礎代謝が約50kcal下がります

毎日50kcal制限し続けなければならなくなります

筋力維持は減量にも重要



一部参考→国立健康・栄養研究所HP

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年5月25日
読了日 : 2020年5月25日
本棚登録日 : 2020年5月25日

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