スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション

制作 : 外村仁解説 
  • 日経BP (2011年6月30日発売)
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本棚登録 : 2546
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「驚異のイノベーション」
イノベーションは組織や企業から生まれてくるものではない、情熱を持った人間から生まれてくるものだ。ではその情熱をどうすれば持てるのだろうか?そのヒントはここに出てくるたくさんの人達の言葉や行動にある。イノベーションとは新しい進め方であり、ある物事に情熱を注ぎ続けることで成功は生まれる。

この本はイノベーションをどうやって生み出すのかという方法論には触れていません。なぜかというとそもそも情熱を持つ対象は人それぞれ違うので明確な方法なんて存在しないからです。なのでイノベーションの方法論が知りたい!と言う人にはお勧め出来ません。

私はジョブズを始めとする情熱を以って好きなことに好きなだけ取り組み、そして結果的に成果を出した人達の実例から大きなエネルギーを貰いました。結果的とつけたのは彼らは決してお金を得ることを第一目的としてコンピューターやサンドイッチやアイスクリームを売ろうとしていた訳ではないからです。彼らはコンピューターやサンドイッチやアイスクリームに対してまず自分がとても情熱を注いでいた、そしてその愛するものをお客にも同じ感覚を味わってもらおうとして行動を起こしただけなのです。

とても難しいことだと思うんですけどとてもシンプルでもあります。それはジョブズを始めとする言葉で分かります。しかし対象に情熱を持つこと、それを持ち続けて取り組み続けることはとても難しい。

でもそれでもやりたいと思わせてくれる、そんなエネルギーを感じます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年3月27日
読了日 : 2011年12月28日
本棚登録日 : 2011年12月28日

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