「新撰21」
「超新撰21」の前作。21世紀にデビューした俳人達の俳句を読んでみました。俳人達の世代は20から40とばらばら、そのお陰で結構表現の違う俳句が揃っています。私はどちらかというと自然の風景を読む俳句が好きですが、それ以外にも刺激的なものや興味深いものがたくさんありました。・・・とはいっても「俳句とは何ですか」と聞かれても正当な説明は出来ない気がするんですけどねw
ここで1人の俳人を挙げておきます。その人は北大路翼氏です。なぜ挙げたかと言うと色々と強烈だからです。私は好きな俳句ではないけど意味が伝わってくる俳句だと思いました。
好きな自然を読んだ俳句
関悦史氏:
グローバリズムなるゴーレムも春の土(ゴーレムが気になる)
中村安伸氏:
雪の日の浅草はお菓子のつもり
京寒し金閣薪にくべてなお
夏草に滅ぼされたる草の墓地
五十嵐義和氏:
かたつむり殻に光の残りけり
自分で少しくらい俳句をさらっと読めたらクールなんですけどねw
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年4月1日
- 読了日 : 2012年4月1日
- 本棚登録日 : 2012年4月1日
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