プレヴェール詩集 (岩波文庫)

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本棚登録 : 93
レビュー : 11
制作 : 小笠原 豊樹 
kantamrtさん    読み終わった 

ジャック・プレヴェールは、「枯葉」というシャンソンの作詞でも良く知られています。もの哀しいメロディーの曲で、過ぎた愛を歌い上げていますが、この詩集に収められた他の詩は、予想に反して明るい色調のものが多いです。

例えば「なくした時間」。天気のいい日に働いていると、みんなが持つであろう気分が軽快に表現されていて、思わず微笑みました。

また「祭」。生命の神秘と儚さが、短い詩に濃縮されています。

詩は、詠う人の心のあり方が如実に現れるものだと思います。
簡潔な言葉で人生のシーンをとらえてみせたプレヴェールの心は、市井で生きる人々の気持ちと同じ目線に立っていたんではないかと感じました。

個人的に、「枯葉」の「ね、僕は忘れていないだろう(Tu vois, je n’ai pas oublié)」という件は、フランス人の心根の優しさを感じさせる部分です。

レビュー投稿日
2018年11月18日
読了日
2018年11月18日
本棚登録日
2018年11月18日
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