主人公女子高生のその世代独特の心情を丁寧に描いた作品だというのは分かる。
曾祖母、祖母、母、主人公と女性4代を描くことで、子育て環境がいかに大事か、そこは遺伝より大きく人格形成に影響していることも分かる。
読みこめばきっと面白くなるに違いないだろうし、こういう小説がオモロいのも分かる。
けど、いかんせん寄り道がひどい。少女の心のなかってこういう寄り道ばかりなんだろうし、そこをリアルに描いたっていうことなんだろう。
でも、こうも頻繁に変調・変調が続くと、読み手としてリズムに乗れないのだ。
合う人には合うんだろう、タイミングもあるのかも知れない、けどちょっと俺は苦戦したな
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本小説
- 感想投稿日 : 2015年12月28日
- 読了日 : 2015年12月28日
- 本棚登録日 : 2015年12月16日
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