ラブソングに飽きたら (幻冬舎文庫)

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本棚登録 : 221
レビュー : 24
kaorictionさん  未設定  読み終わった 

青山七恵と川上未映子が読みたくて。
この二人が入っているアンソロジーもそうそうないし。

なんだろう、ざわざわ、モヤモヤした感覚。恋愛というよりは 広義の 愛、ラブをテーマに音楽と絡めた物語たち。友情や子に対するものであったり。女たちのさまざまな愛のカタチ。結構シビアな話が多い。

「ラブソングに飽きたら」読めば癒される、という作品集ではないです。甘々な恋愛を求めるのも違います…全体的に暗い雰囲気のものが多いかも。
音楽にシンクロする彼女たちの生き方。
その彼女たちに自分もシンクロ。
ジャズあり、クラシックあり、J-popにpops、懐かしい時代と音楽、郷愁感とアンバランス。

そう考えると、川上未映子は…なぜこの作品群なのかちょっと不明。。。
川上未映子、短編3つ。
『マリーの愛の証明』に雰囲気が似ているなと思っていたら、3つめのお話『ヴリーランの愛の証明』がまさにそのものだった。「ヴリーラン」が改題されて「マリー」。
『イヴァンの寝室』がフツーの話だったけれど良かった。(子どもが生まれたばかりなのに 夫に愛人がいる時点で全然フツーじゃないか。でも、話自体はフツー⋯)

青山七恵『山の上の春子』の他、山内マリコ『超遅咲きDJの華麗なるセットリスト』、あさのあつこ『雨宿りの歌』、吉川トリコ『1996年のヒッピー』が好み。
吉川さん、時代も音楽も映画もドンピシャだったので自分自身の「あの頃」を思いながら読んだ。痛かった。

レビュー投稿日
2018年2月4日
読了日
2018年2月4日
本棚登録日
2018年2月4日
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