家なき子 下 (ちくま文庫 ま 15-2)

  • 筑摩書房 (1990年6月1日発売)
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感想 : 2
5

19世紀フランス児童文学の名作、完訳版。
再び旅の生活に身を投じたレミは、パリでマッティヤ再会し、
良き旅のパートナーを得る。二人と犬のカピが旅の一座だ。
途中立ち寄ったヴァルスでのアレクスィスとの再会と
先生との出会い、そして炭鉱で事故を体験する。
養母へプレゼントを贈ったときに本当の親が探しているとの
情報を得、パリへ。そしてロンドン!
そこで悪しき陰謀に陥れられたが脱出し、フランス~スイスと
ミリガン夫人の船を探す。思いがけないリーズとの再会が
クラマックスへの導きとなり、レミは本当の家族を得る。
最後に成長したレミと親しい人々が集まり、楽しく語らう。
下巻は、スリルとサスペンスが加わります。
炭鉱の事故での救出までの数日間、逮捕されたレミの運命・・・
ハラハラドキドキさせられました。まるで怪盗ルパンの冒険(^^♪
そして貫く勧善懲悪。無垢で正しく生きる者には良き未来。
大人となった私には、ロンドンの庶民生活や土地の情景にも
心惹かれました。フランスの地図を手元に、レミの旅の行程を
辿るのも、また良し(#^.^#)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学(外国)
感想投稿日 : 2018年7月24日
読了日 : 2018年7月24日
本棚登録日 : 2018年7月15日

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