本作品を、
昭和53年といぅ時代に、女子高生が書いたとなれば…、
とてもセンセーショナルな話題になったことでそぅが、
微妙な年頃の女性の感性がストレートに描かれており、
良くも悪くも、
等身大の女子高生にしか書けなぃ作品だなといぅ印象。
作品の時代背景(1970年代中盤)としては、
あさま山荘事件から、校内暴力が社会問題化する時代、
までの、教育現場に倦怠感が蔓延した頃になりますね。
作中からも、
この時代の感触が、そこ彼処に感じられはしますが…、
決して、古さは感じませんでした…。
しかし、主人公(恵美子)の相手となる先輩の洋は、
1970年代の典型的な文学青年的なキャラクターで…、
(あっ、ボクの勝手な印象ですけどね…)
その洋の言動からは、
よく言えば、ノスタルジック、悪く言えば、古臭さ、
を感じたかも…。
決して、過激なエロスの描写はありませんが…、
マッタリとした、甘だるぃ官能的な印象の作品でした。
でも…、純文学的な難解さはありませんでした。
作品自体は…、社会風潮が、グルグルとめぐり廻って、
受け入れられる世代とそぅでなぃ世代があるでそぅが、
いつの時代も、女子高生には、何かしら響くかも…??
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年10月11日
- 読了日 : 2014年10月11日
- 本棚登録日 : 2014年9月7日
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