猟銃・闘牛 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1950年12月4日発売)
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本棚登録 : 531
感想 : 40

この主人公のように
地位もあって、お金もある程度あって
仕事もできて愛人もいて、
里には妻も子供もいる
それでも何物にも酔えない孤独。
やっと、これだ!と思ったものが
どんどん色褪せてしまう。

井上靖さんのこの短編集は
人生はそういった縋るべき充足感を探す旅である、だけどそれは決して容易に見つからない
見つけたと思ってもまたすぐに逃げていく。
だから人間は孤独だと言っている気がします。
でもそれは寂しいメッセージでもなくて
みんなそうなんだよって言ってくれて
ほんの一時、そっとよりそってくへる
そんな一冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年11月10日
読了日 : 2015年11月10日
本棚登録日 : 2015年11月10日

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