ぼくはスピーチをするために来たのではありません

  • 新潮社 (2014年4月30日発売)
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感想 : 13
2

■書名

書名:ぼくはスピーチをするために来たのではありません
著者:ガブリエル ガルシア=マルケス

■概要

大の付く「講演恐怖症」で知られる作家が止むことを得ず生涯に22回
だけ、文学、友情、軍隊、独裁者、教育、ジャーナリズム、祖国、
スペイン語、ラテンアメリカ、そして世界人類が抱える切実な課題を、
具体的なエピソードと数字を挙げながら真摯かつ自在に壇上から語
りかけた。宿命的なその人生模様と思想上の確固たる信念をにじま
せる肉声の記録。
(From amazon)

■感想

これはこの人の信者でなければ受け入れられない本だと思います。
私は、この人の小説を読んだことありませんので、この内容にハテ
ナ?しか浮かばなかったです。

ただ、スピーチの内容というより、本の構成が悪いです。

まず、そのスピーチがいつどこで何のために行われたかを最初に書
くべきです。最後に書くと読みにくいこの上ないです。
あと、注釈をいちいち文章に入れるので、いちいち文章が中断されて
読む事に集中できない文章となっています。
なんでわざわざ分かりにくく、読みにくい構成にしたのか、謎です。
もしかして、読みにくい事が、かっこいいとでも思っている編集者
なのかな?

で、内容ですが頭に入ってこないとはいえ、人通り読んだのですが、
政治家、偽善者ぶりが半端ない。
別に政治、世界平和について語るのは勝手ですので、これは私と合
わなかっただけです。
また、本人を知らないので、この文章から受けた印象ですが、単純に、
自分の信念を押し付けている、それでいて、まとまりのない文章で
言葉をこねくり回して、聞き手に伝える気が見えない。

作家特有のスピーチだな~という印象です。

スピーチ嫌いと言っていますが、恐らくそうでないだろうな~と感
じます。
マーケティングの一種で、嫌いと広報しておいて、自分の価値を上
げる手法のように思えます。
この本から、スピーチが嫌いな感じは一切感じなかったです。

物凄く薄っぺらいプライドと他人からの尊厳にこだわる作家であり、
周りにも同じ作家が集まっているような感じでした。


とまあ、色々書きましたが、この人の小説一冊ぐらい読んでみないと
この本も分からないと思うので、一冊ぐらい読んでみます。

■自分がこの作品のPOPを作るとしたら?(最大5行)

一つのスピーチの形がここにある。
言葉とは、自分を表現する手段に他ならない事を、この本は良くも
悪くも教えてくれています。
スピーチが嫌いな人より、スピーチが好きな人が読むべき本。

■気になった点

・知識人の会議は一体何の役に立つのだろう?と思っていました。

・ほとんど顔を合わせる事が無いことが、友達であり続ける為の
 秘訣なのです。

・われわれは容疑者として生まれ、罪人として死んでいくのです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本:ビジネス
感想投稿日 : 2014年8月22日
読了日 : 2014年8月22日
本棚登録日 : 2014年8月22日

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