村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事

著者 :
  • 中央公論新社 (2017年3月17日発売)
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感想 : 49
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■書名

書名:村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事
著者:村上 春樹

■概要

その原動力はどこからくるのか ―― 翻訳者・村上春樹が、 70余点の訳書と、
36年にわたる道程を振り返る。 訳書、原書の写真多数。 柴田元幸氏との対談もたっぷり収録。
(amazon.co.jpより引用)

■感想

翻訳って物凄く偉大ですよね。
インターネットの発展で、他の言語が身近に感じるようになったとはいえ、ほとんどの人が
翻訳する人がいないと、海外の映画、本を読む事が出来ないわけで。

これって、物凄い事だと思うんですけどね。

その割に、今ひとつ大事にされていない感がある翻訳の仕事について、村上さんが色々と話している
本です。

私にとって、村上春樹さんって勿論小説家なんですけど、どっちかというと、翻訳家、エッセイニスト
のイメージが強かったりします。
実は、この方の長編はほとんど読んだことがありません。
逆に、短編、エッセイはほとんど読んでいますし、翻訳本も何冊か読んでいます。

村上さんは、本当にたくさんの翻訳の本を出しているんですよね~
一般の人はあまり知らないでしょうね。

で、本筋です。
翻訳について、色々語られてはいるのですが、結構色々な本で話している内容の繰り返しかな~と
感じました。

・翻訳は趣味である。
・小説とは全くの別物。

この2点を中心に、翻訳についての想いを色々とお話しされています。
詳しく知りたい方は、本を手に取ってみては如何でしょうか?

この本自体、かなりニッチな読者層に向けて出版されていると思うので、出版されなくなるのも
早い気がします・・・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本:ビジネス
感想投稿日 : 2018年1月19日
読了日 : 2018年1月19日
本棚登録日 : 2018年1月19日

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