
■書名
書名:だしの取り方 [Kindle版]
著者:北大路 魯山人
■概要
明治から昭和にかけて書、篆刻、陶芸、漆芸、画、食など多岐にわ
たり活躍した芸術家、北大路魯山人による随筆。初出は「星岡」[
星岡窯研究所、1933(昭和8)年]。よい鰹節の見極め方、削り方、
鰹節のありがたみを説き、大工の鉋を使うことを勧める。昆布だし
の取り方などが綴られる。
(From amazon)
■感想
だしの取り方について、色々とメモみたいな感じで記載された内容
です。
短いですが、なかなか、面白いです。
だしについて、こうやって記載されると、なるほどね~と思わされます。
この方の本、kindleでかなり無料で読めるみたいなので、他のも読
んでみます。
■気になった点
・よいかつおぶしは、かつおぶしとかつおぶしとを叩き合わすと、
カンカンといってまるで拍子木か、ある種の石を鳴らすみたいな
音がするもの。
・削り下手なかつおぶしは、死んだだしが出る。生きたいいだしを
作るには、どうしても上等のよく切れる鉋を持たねばならない。
そしてだしをとる時は、グラグラッと湯のたぎるところへ、サッ
と入れた瞬間、充分にだしができている。
・そこで、まず第一に、刃の切れる、台の平らな鉋をお持ちになる
ことをお勧めしたい。かつおぶしを非常に薄く削るということは
経済的であり、能率的でもある。
・料理にかぎらず、やるというのなら、どんなことでもやるのが当
然で、やらなければ達成できない。
- レビュー投稿日
- 2014年1月23日
- 読了日
- 2014年1月23日
- 本棚登録日
- 2014年1月23日
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